「知り合いが不動産会社に勤めているから、そこに頼もうかな……」
そうお考えになる方は多いかもしれません。ですが、それだけで決めてしまって本当に大丈夫でしょうか?
■ 不動産会社にも“得意分野”がある
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分譲開発が得意(土地を造成して住宅地として売る)
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賃貸物件に強い(アパート・貸家の管理や入居付けなど)
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店舗やテナントを中心に扱う
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マンション販売が主な業務
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土地・建物の売買仲介を専門とする
たとえば、賃貸がメインの会社は、2月〜3月の繁忙期になると売却の仕事に手が回らないこともあります。
また、分譲住宅を手がける会社は、自社物件の販売を優先せざるを得ない立場にあります。
つまり、「ご自身の不動産を売りたい」場合は、売買仲介を得意とする会社を選ぶのが基本です。
■ 情報発信力が、売れるかどうかを左右します
売却を依頼しても、その情報が必要な人に届かなければ、いつまで経っても売れません。
不動産会社の中には、自社で買主も見つけようとするあまり、他の業者に情報を出さずに囲い込もうとするところもあります。
(これを「両手仲介」といい、売主・買主双方から仲介手数料を得るためです)
その結果、情報が限られた一部のお客様にしか届かず、チャンスを逃してしまう……そんな事例も珍しくありません。
■ 今は「インターネットでの集客」が当たり前の時代
紙の広告ではなく、今はほとんどの方がインターネットで不動産を探します。
そのため、
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インターネットで物件情報を適切に発信できるか?
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反響を得るための仕組みや媒体を活用しているか?
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問い合わせがあったとき、迅速に対応できる体制があるか?
──こうした**「集客力」や「仕組み」があるかどうか**が、売却成功に直結する時代になっています。
■ 最終的に大事なのは、「信頼できる担当者」
不動産会社が大手か中小かよりも大切なのは、その会社・担当者が誠実に対応してくれるかどうかです。
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わかりやすく説明してくれるか
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不安や疑問にきちんと耳を傾けてくれるか
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一緒に売却のゴールまで伴走してくれるか
このような姿勢が感じられる業者に、安心して任せたいですね。
💬 まとめ:不動産業者を選ぶときのチェックポイント
✔ 売買仲介を得意としているか?
✔ 情報発信力・集客力があるか?(ネット対応含む)
✔ 売却に集中できる体制があるか?
✔ 担当者が誠実か、信頼できるか?
不動産売却は人生の中でも大きな決断の一つです。
後悔しないために、業者選びは慎重に。そして、気になることがあればお気軽にご相談ください。
