空き家を「そのまま」にしていませんか?
実は放置状態の空き家は、法律上のリスクや重い税金負担、さらには近隣とのトラブルにもつながります。
この記事では、空き家を放置することで発生するデメリットや危険性、さらに「特定空き家」に認定された場合の影響や対策まで、わかりやすくご紹介します。
目次
空き家を放置するとどうなる?3つの大きなデメリット
① 老朽化による倒壊リスク
換気や点検が行われない空き家は、木材が腐りやすく建物の劣化が急速に進みます。
最悪の場合、倒壊や崩落などで第三者に損害を与える恐れもあります。
② 害虫や野生動物のすみかになる
雑草が生い茂る庭や手入れされていない屋内は、ネズミ、ハクビシン、コウモリ、ハチなどの住処になりがちです。
近隣住民にとっては、衛生・安全面で深刻な問題になります。
③ 周囲の資産価値を下げる
景観が悪化し、「あのエリアに住みたくない」と思われることで、近隣の不動産価格が下がる恐れもあります。
空き家の影響は、もはや個人の問題ではありません。
さらに深刻!空き家が「特定空き家」に認定されると?
特定空き家に指定されると、固定資産税の軽減措置(最大6分の1の特例)が解除され、結果的に税額が最大6倍になることも。
認定される主な条件
- 建物の倒壊や崩落の恐れがある
- 外観が著しく荒れている
- ごみの放置や雑草による衛生・防犯上の問題
- 水道・電気が1年以上使用されていない
行政の対応フロー
- 市町村による調査
- 助言・指導 → 勧告(軽減措置解除)
- 命令 → 最大50万円の過料
- 行政代執行(強制撤去)
放置空き家による2つの深刻なトラブル
① 自然災害による被害の拡大
地震や台風の際、劣化した建物は倒壊しやすく、屋根材や壁が飛散して近隣に損害を与える恐れがあります。
② 犯罪や不法行為の温床に
無人だと知られると、不法侵入・投棄・放火などのリスクが高まります。
地域の治安悪化にもつながりかねません。
空き家は放置せず「活用」か「管理」へ
✅ できる対策例
- 定期的な草刈り・清掃・通風
- 老朽部分の補修・管理委託
- 空き家バンクへの登録
- 売却や利活用の検討(駐車場・家庭菜園など)
まとめ|空き家の放置はリスクしかない
- 放置空き家は倒壊・害虫・犯罪・資産価値低下の原因に
- 特定空き家に認定されれば、税額が大幅アップ
- 早めに不動産会社・自治体へ相談し、活用・売却・管理を検討しましょう
長野市で空き家の管理や売却についてお悩みの方は、地域密着の株式会社中部エースまで、お気軽にご相談ください。